7月2日のMEMO「ラグビー海外留学 ニュージーランド」、7月5日のMEMO「ラグビー海外留学ニュージーランド」【ラグビー環境編】に続く第3弾「ラグビー海外留学 ニュージーランド」【生活編】。
ぼくの所属したクライストチャーチクラブは優しく人間味のある面白いチームメイトばかりだった。クラブに加入したての頃はさすがに気を使ったが、1、2度練習に参加した後は、楽しい友人達にすっかり変わっていた。留学前は英語の心配もしていたが、毎回ゲーム後はクラブハウスにあるパブでビールを飲んだり、スナックをつついたり、そこで話していた内容は「何となく解る」程度だったけどもとても楽しい時間を過ごしていた。
1度だけ強烈な早食い早飲み競争があり、生卵を殻ごと食べたり、大きな青唐辛子を食べ、ピッチャーでビールを飲むなど、それはそれは激しいものだったので、ぼくは涙と鼻水にまみれながらやり遂げた。
それは今でも当時を鮮明に思い出せる程強烈で楽しい時間だった。
ぼくの最初の宿泊形態はホームステイ。ニュージーランドに渡る前に知り合いの方から紹介してもらい約2週間お世話になった。その間にフラットシェア(一軒家を数人で一緒に住む)のいい物件を探し出し、そこにロンドンに渡るまでずっと住んでいた。たしか1ヶ月にかかる基本的な家賃が妻と2人で合計4万円くらいだったと思う。日本人の感覚からしたらかなり安いでしょ!
またニュージーランドで生活がスタートした頃は自転車を借りて動き回っていたのだが、行動範囲をもっと広げたくて車を購入することにした。車代はなんとたったの1000ニュージーランドドル。当時1ニュージーランドドルが60円くらいだったので日本円にして約6万円だった。白のブルーバードで36万キロも走っている古い車だったけども故障もなくすこぶる快調だった。
ぼくは毎朝この車でお寿司屋さんのバイトに行っていて、米を炊いたり、調理器具を洗ったり、たまに接客したりとなかなか忙しかったけども、時給は600円もなかったと思う。26歳でこの稼ぎには苦笑いさせられたが、ニュージーランドでは結構な小遣いになり助かった。
毎日の食事は安いオーストラリア米をレンジでチンして(チンでお米が炊ける道具があるんです。海外ではかなり便利ですよ。)韓国人がやっているお店から購入したキムチで腹一杯。
![]()
週に1日だけフラットメイト(一緒に住んでいる人たち。ぼくとぼくの妻以外に2人のニュージーランド人女性が住んでいた。)のために晩飯を作るというルールがあったので、ぼくは一生懸命彼女達のためにおいしい食事を作っていたつもりだった。でも今当時のことを思い出すと、かなりいけてない料理だったので彼女達は何を思い食べていたのだろう・・・ホント申し訳なく思っている。
ニュージーランドでは日本の食材も手に入れる事は簡単なんだけど、価格が高くてなかなか手が出せなかったので、似たような食材を韓国食材を売っているお店から購入し代用していた。
そうそう、ニュージーランドのヨーグルトはかなり美味しくぼくの大好物だった。かなりのオススメです。
物価は安く、治安も他国に比べよいニュージーランドはラグビー選手にとって最高の国ではないだろうか。ぼくの滞在中には何も問題なかったし、危険な目に遭った事なんてなかった。もちろん治安の良いといわれる日本だって事件が起きているのだから、個人が安全に対して責任もって生活する必要はあると思う。
ぼくはニュージーランドに行く際にワーキングホリデービザという、1年間有効な滞在許可があり、バイトも「同じ雇用主で3ヶ月以上出来ない」という決まりはあるが出来る。
もしワーキングホリデービザ取得資格がないのであれば、観光で入国し3ヶ月間ラグビーを楽しむ事も可能だと思う。もしくは語学学校に通い学生ビザを取ると、学校に通う期間だけビザがもらえる。ただし気をつけないと行けないのは、学校をサボり遊んでばかりいるとビザが取り消され帰国しなければならなくなるので注意が必要だ。この点は最近特に厳しくなっているようだ。
ビザのルールは頻繁に変わるので、ニュージーランド大使館HPで確認して下さい。
このように26歳の時、僕はクライストチャーチ/ニュージーランドで、その後はイングランドで約半年、海外でのラグビー生活を体験した。それは海外ならではの充実した生活であったが、やはり短期間でラグビーの技術を大幅に向上させることは正直難しいことだと実感した。だが海外でラグビーを体験することによって“初めての気付き”に出会えたことはぼく自身にとって大きな意味を成した。仲間と言葉を介さずに通じ合えるスポーツを通して異文化に触れられたことにより、ラグビーが本来持っている楽しさ、そして世界中の人々が愛して止まぬラグビーの素晴らしさ、奥深さを肌で感じられたこと、これこそが僕にとっての大きな”初めての気付き”であった。
またラグビー以外にも日本に住んでいては難しかったであろう『スポーツ』・『人種』・『宗教』・『食』・『経済』などの異文化を肌で感じる経験を積み重ねることも出来た。この素晴らしい経験はこれからの人生に大きく影響するのではないかと思う。
この素晴らしいラグビー留学の時間を1人でも多くの人に経験してもらえるよう、僕の経験を基に積極的にアドバイスさせていただきたいと思っています。もし少しでも(ラグビーでの)海外留学に興味を持っている方がいれば、気軽にメールしてください。



